サッカー日本代表のユニフォーム

ヨーロッパが起源といわれるサッカーにもエンブレムがあります。
各サッカークラブにはエンブレムがあり、ユニフォームの胸元にエンブレムが入れられています。
モチーフは様々でサッカーのイングランド代表にはライオン、フランス代表にはニワトリ、そして日本代表はカラスです。
どうしてカラスなのでしょうか。今回は日本代表のエンブレムについてご紹介します。

日本代表チームのエンブレムはヤタガラス

日本代表チームのユニフォームのエンブレムに描かれているのは、三本足のヤタガラス(八咫烏)です。ヤタガラスは日本書紀や古事記に登場するカラスで、導きの神、太陽の化身として信仰の対象となっています。
日本サッカー協会ができ1931年(昭和6年)、協会のエンブレムを作ろうという話になりました。
そこで、日本にサッカーを広めた中心人物といわれる中村覚之助氏にちなんだものにすることに。
氏の出身地である那智町浜ノ宮は、日本書紀や古事記に表れる神武天皇東征の伝説で、大阪から海沿いに南下して上陸した熊野の地。
大和の飛鳥(奈良・橿原)を目指した際、神武天皇の道案内をしたのがヤタガラスなのでした。
そこから1931年6月3日に理事会で正式に採用されることに決まったのです。
日本代表のチームエンブレムとしてユニフォームに登場したのは、1989年のワールドカップの地区一次予選から。
それまでのエンブレムは日の丸でしたが、この年から日本サッカー協会のエンブレムとして使用されることになりました。

度々刷新されたエンブレム

エンブレムを創設時から同じものを使い続けるというチームはあまり見られません。中には大幅に刷新されて、見慣れるまでどこのチームかわからないものまであります。
近年のサッカー界で大幅なエンブレム変更といえばユベントスでしょう。2004年から使われてきた縦長の楕円形のエンブレムでしたが、ユベントスの頭文字「J」がデザインされるものになりました。
狙いはマーケティングで汎用性を高めることだそうです。
日本代表のエンブレムも、一目でわからないということはありませんが、度々刷新されています。
最初のエンブレムは、青い円の中にヤタガラスが描かれたエンブレムでした。以降、ヤタガラスが描かれるようになります。
1992年には盾形に白地、赤いラインが中央に通るエンブレムに。1996年からはやや形が変わり、黄色になりました。2010年は黄色い枠線に白地、赤いラインが中央に。
2018年以降は黒い枠線に赤いラインが中央に通るデザインになっています。
ユニフォームの変更とあわせて度々エンブレムも変わっているのです。変遷を見ていくのも面白いですよ。