ミニ

エンブレムの由来

現行車で採用されているエンブレムはMINIと描かれたロゴを円で囲い、円の左右に翼の様なストライプが引かれています。
ストライプは4本で構成されており、一番上が最も長く、下に向かって短くなっていくデザインです。
このストライプは翼を表していて、活力ある自動車の象徴を示すとされています。

現行エンブレムが採用される前に使用されていたエンブレムは、MINIのロゴに円で囲って翼がつけられているというのは現行と同じですが、違いは立体的になっているところです。
さらに前のエンブレムだとMINIではなくAustinと書かれているものも。
ミニのロゴは何度か変わっており、MINIのロゴが使用されるのは1969年から。親会社がBLMC(ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション)と名前を変更し、単純にMINIとなりました。

ミニの歴史

ミニの起源は1959年にさかのぼります。当時の英国モーター・コーポレーション(BMC)は、経済的で小型の車を製造する必要性を感じ、アレック・イシゴニスに設計を依頼しました。
その結果生まれたのが初代ミニ・クーパーであり、そのコンパクトなサイズと斬新なデザインが大きな注目を浴びました。
1964年にレースにも参戦し、モンテカルロラリーで優勝し数々のレースで結果を残しています。
初代ミニ・クーパーの生産は2000年まで続きましたが、その後、ミニブランドはBMWに買収されました。
BMWは新たなミニシリーズを開発し、2001年に初代ミニのスピリットを受け継ぐ新しいハッチバックタイプを発売しました。
この新しいミニは、初代ミニのデザインを現代風にアレンジしつつ、スポーティな走りと高品質な内装を提供し、再び大きな成功を収めました。

ミニの車の特徴

ミニの最大の特徴、魅力は丸みを帯びたフォルムです。ミニは初代モデルの登場以来、その個性的なデザインやコンパクトなサイズ、スポーティな走りが魅力となり、世界中で多くの愛好家を持つブランドとなりました。
その独自性とアイコン性は、自動車産業において特筆すべき存在です。
内装も随所にこだわりがちりばめられており、オシャレで質感の高いデザインに仕上がっています。
また、当初は軽自動車よりも小さなサイズでしたが、コンパクトカー程度の大きさに変更されました。エアバッグの搭載など、安全性・機能性も充実しており、車としての完成度も高まっています。