マツダ

エンブレムの歴史

最初のエンブレムは1934年に登場しました。
創業者である松田重次郎の姓にちなんでつけられたものですが、「MATSUDA」ではなく「MAZDA」になっています。
それは、ゾロアスター教のアフラ・マズダー(Ahura Mazda)に由来しているためです。
シンボルマークは水平に描かれた3本線をMazda Motor Manufacturerの頭文字3つのM字マークを組み合わせて使っていました。
1951年にロゴマークをカタカナにしたマツダは国内用で1972年まで使われます。1954年に海外展開のためアルファベットのMAZDAが同時に併用されます。
1959年に新しいシンボルマークが登場します。
小文字のmを図案化したシンボルマークを採用し、マツダ初の軽乗用車R360につけられました。

そして、1997年に現代のフライングMと呼ばれるマツダのエンブレムは、時代に合わせてリファインされます。
Vシェイプは成長(growth)と改良(improvement)を表しています。
2015年に細かい箇所をリファインされたものとなりました。

マツダの歴史

1920年に東洋コルク株式会社として広島県で創業し、1927年に東洋工業株式会社へ社名を改名します。
1931年にオート3輪トラックの生産を開始し自動車業界に参入しました。
1960年に初めての乗用車となるR360クーペは販売し好評を博します。
それまで東洋工業株式会社が正式社名でしたが、1984年にマツダ株式会社に変更しました。
1989年に始めた5チャンネル化の失敗により甚大なダメージを受けます。
5チャンネル化とはマツダ店、アンフィニ店、ユーノス店、オートザム店、オートラマ店とモデル毎に販売店を分散し販売網を強化する経営戦略です。
しかし、モデルの増加で開発コストと各販売店の顧客獲得のための価格競争により、経営危機に陥りました。
マツダはアメリカの自動車メーカーであるフォードに対して第三者割当増資を実施し傘下に入ることに。
1996年に5チャンネル化を廃止しマツダ店に集約しました。
業績回復まで時間がかかりましたが、2012年に販売したCX-5をきっかけに業績を回復し現在に至ります。