ホンダ

エンブレムの歴史

ホンダのエンブレムは1963年に登場したホンダ初の4輪車、T360のフロントに大きくかたどられました。
頭文字のアルファベットHでトップ部分が広く、底辺が狭くなったデザインです。これは未来に向かって発展するようにという意味が込められているそうです。
カラーはシルバーメタリックになっています。
ホンダの創業者である本田宗一郎の頭文字からきていますが、楽器の三味線からもきています。
現在の枠で囲まれたものが生まれたのは1980年代に入ってからのこと。
それは本田宗一郎の趣味が三味線で、エンブレムにも三味線の形を取り入れたそうです。
エンブレムが三味線の胴のように楕円になっているのはそのためです。

オリジナルエンブレムを持つブランド

ホンダ車にはブランドによってH以外のエンブレムが存在します。

アキュラ

アメリカ・カナダで販売する高級車ブランドです。
ブランド名はAccuracy(正確さ)からの造語で、エンブレムもAをモチーフにしています。他の自動車メーカーで使っていないアルファベットの先頭であるAを使ったとも言われています。
デザインはノギスをAのようにデザインしたものです。
アキュラブランドは日本にも導入される動きがありましたが、2008年のリーマンショックによる影響で撤回されました。
F1に参戦しているホンダブランドとは異なり、ルマン24時間レースといったスポーツカーレースに参加しています。

ウイングマーク

バイクのみに搭載されるエンブレムで、勝利の女神ニケが由来です。
世界に羽ばたくという思いが込められており、時代とともに変化しています。
当初は車種ごとに異なったウイングマークでしたが、1953年に両翼を広げたデザインとなり、1955年には現代と同様、一枚翼のデザインとなります。
各年代でマイナーチェンジが行われ、シンプルになっていき2001年にコーポレートカラーのホンダレッドのウイングマークに統一されました。