各国の自動車メーカーのエンブレムのリニューアルが続いています。
2018年のMINI、2019年のフォルクスワーゲン、2020年のBMW、日産、2021年のプジョーがそうです。
傾向としてはシンプルなフラットデザインが採用される傾向にあります。
フラットデザインとは
立体感がなく平面でシンプルなデザインのことです。身近な例だとiPhoneのアイコンが挙げられます。
iOS7よりフラットデザインが採用され話題になりました。
フラットデザインが採用される背景としてスマートフォンの普及にあります。
スマートフォンのように小さな画面でも識別しやすいため、デザインのトレンドとなりました。
しかし、さまざまな場面でフラットデザインが採用されると、周囲のデザインに埋もれてしまい、返ってわかりづらいという場面が多くなってきたのです。
そこで、完全に平面にするのではなく、フラット過ぎないデザインが採用されました。
これはフラットデザイン2.0と呼ばれています。
各社のデザイン
MINIのデザイン
reduced design(縮小デザイン)をキーワードに線だけで構成されたデザインになっています。
まさしくフラットデザインで、旧デザインを踏襲しながらよりシンプルに記号として使いやすいデザインになりました。
フォルクスワーゲンのデザイン
本質以外の無駄を削ぎ落したデザインいうことで、青背景に白い円の中に白文字のVWと誰でも再現できそうなデザインになっています。
デジタルにマッチするフラットデザインそのものです。
BMW
一番の特徴は縁取られていた円の中がクリア(透明)になったことです。背景色と同調したこのデザインはデジタル世代に提供するためとのこと。
しかし、実車に採用されるのは一部で、市販車には採用しないそうです。
日産
日産も他メーカー同様フラットデザインになりました。
薄く、軽く、しなやかにをキーワードとイルミネーションでロゴの輪郭をはっきりさせたいというテーマで作成されます。